インドで始まる恋なのに

インドのグルガオンに住む25歳が、ビジネスのことや美味しいレストランのことなどざっくばらんに、現地のリアルをお届けします。

インドの最大手ファッションECサイト「Myntra」でお買い物してみた

成長著しいと言われているインドのEコマース市場。市場規模は2013年時で1兆円ほど。ちなみに日本では2013年時で10兆円ほど。まだ日本と比べると市場は小さいが、インドの本市場はここ数年年間30%のペースで成長しており、今後はインターネットの普及と人口ボーナスにより、より加速度的に成長していくと言われている。そして、首相がモディに代わり、インドのオンライン小売においても※海外直接投資(FDI)の基準緩和がありそうなので、今後、より世界中から注目される市場となりそうだ。

※オンライン小売における海外直接投資(FDI)
現在、外資企業がインドでオンライン小売を行うことは制限されている。ちなみに、2012年にインドに進出したAmazonは現在、自社で在庫を持たず、購買者と出店側をマッチングさせるプラットフォームを提供するマーケットプレイスと呼ばれるやり方で事業を展開している。ただ、もしFDI規制が緩和されたら、Amazonは自社倉庫を持てるようになり、そうすることで大量入荷によるディスカウントが可能とあり、他社よりも優位性を保つことが出来ると言われている。

と、この辺の詳細は、マイクロアド佐々木さんのブログにお譲りしたい。

仮に、FDIの規制が緩和されるとAmazonが自社ECサイト型を行うことができるようになる。在庫リスクをわざわざ自社で取る必要がないのではないか?と思われるかもしれないが、在庫リスクを取ることで商品の大量仕入れが可能になる。そうすると他社にできないディスカウントが可能になる。競合であるFlipkartは、規制緩和でメリットを享受できるのはAmazonだけではないか?と反対している模様。

インドオンライン小売の規制緩和がもたらす影響は?(佐々木誠)  Yahoo!ニュース

と、何かと話題に上がるインドEコマース市場であるが、そのファッション分野で圧倒的なシェアを誇っているのがMyntra。本年5月には、インド最大手EC「Flipkart」に約3億ドル(約305億円)で買収されるなど、今後の展開が楽しみな存在である。

Myntra.com

さて、今回は、Myntraで実際にお買い物をしてみたので、その模様をお届けしたい。ちなみに、現在、インドはセール期間なので、けっこうお買い得で色々なものが手に入る。

トップページはこんな感じ。

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 僕が選んだのは、このTシャツ。「Mr.LAZY」Tシャツ。怠惰な僕にはぴったり。これで少し怠けても許されるはず。。

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拡大も出来る。ちなみに489Rs。日本円で830円ぐらい。 

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実際に買い物かごにいれるとこんな感じに。

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ちなみに、インドEコマースの特徴としてキャッシュオンデリバリー(COD)が主流であることが挙げられる。CODというのは代引きのこと。インドではまだクレジットカード/デビットカードを持っている人が人口12億人に対し4億人ほどと少なく且つインドの劣悪な物流上の問題で商品が届かないことがあるので、それらにわずらわされないためにインドではCODが主流になっている。

今回は僕もCODで商品を注文。1週間以内に配達されるとのことなので、楽しみに待ってようと思う。